
IR情報 投資家の皆様へ
GUIDE TO INVESTORS
投資家の皆様へ
株主・投資家の皆様には、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素より当社事業につきまして、格別のご支援を賜り、厚くお礼申し上げます。
事業環境につきまして

当連結会計年度におけるわが国経済は、金融政策の正常化が進む中、雇用情勢や所得環境の改善、好調なインバウンド需要等を背景に、引き続き緩やかな回復基調で推移いたしました。一方で、米国の通商政策による世界経済への影響や、継続的な物価上昇に伴う消費者マインドの下振れ等、景気の下押しリスクも依然として大きく、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループが関係する安全対策業界及びサインメディア業界におきましては、政府による国土強靭化計画やインフラの老朽化対策などを背景に公共事業投資が堅調に推移するとともに、民間設備投資においても持ち直しの動きが続いているものの、原材料の高騰や慢性的な人材不足による労務費の上昇など、コスト増加による業績への影響は依然として拡大傾向にあり、注視が必要な状況が継続しております。
業績のご報告

当社グループは令和6年11月1日より持株会社体制に移行するとともに、「新しいサービスの創造と団結力の発揮でお客様のニーズにしっかりと応え、関わる全ての人々を幸せにする」をグループの理念に掲げ、時代とともに変わりゆくお客様のニーズに的確にお応えすべく、安全とサインの融合による新たなサービスの創造へと、グループ一丸となって取り組みを進めてまいりました。
その結果、当連結会計年度の連結業績につきましては、売上高は27,878百万円(前期比14.5%増)、営業利益は1,983百万円(前期比20.4%増)、経常利益は1,992百万円(前期比20.8%増)、親会社株式に帰属する当期純利益は1,212百万円(前期比6.5%増)となり、当社グループとしては増収増益となりました。
また、令和7年1月には株式会社システムエリアをグループ企業として迎え、同社の技術力やノウハウの活用による業務効率化や新たなグループシナジーの創出に向け、総合力の強化に努めてまいりました。
今後の事業展開につきまして

雇用、所得環境の改善、インバウンド需要の増加等による景気回復が期待される一方で、米国の通商政策による世界経済への影響や金融資本市場の変動リスクも依然として大きく、引き続き先行き不透明な状況が続くものと想定されます。
このような状勢のもと、安全対策事業におきましては、時代とともに変わりゆくお客様のニーズに対応すべく、環境に配慮した商品の開発やIoT関連商品の積極的な提案営業を行うとともに、各ロジスティクスを中心とした全社物流循環サイクルの活用による営業拠点ネットワーク網の一層の連携機能促進等、更なる収益力の強化に努めてまいります。また、サインメディア事業におきましては、SDGsを視野に入れた商材の取り扱いや、保守点検業務の広域展開等、市場領域拡大へと取り組みを一段と強化してまいります。
なお、当社グループは、令和6年6月12日に公表いたしました「単独株式移転による持株会社設立に関するお知らせ」のとおり、『グループ経営機能強化による企業価値の最大化』『意思決定の迅速化による競争力強化』『経営資源の有効活用によるシナジー最大化』『コーポレートガバナンス強化』を目的として、令和6年11月に持株会社体制へ移行しております。 本体制への移行を契機に、グループ間におけるシナジーを最大限に発揮し、グループ経営のスピード化、ならびに高度化を図り、持続的な成長とともに、より社会に貢献できる企業を目指してまいります。
次期の連結業績につきましては、売上高29,915百万円(前期比7.3%増)、営業利益は2,057百万円(前期比3.7%増)、経常利益は2,078百万円(前期比4.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,284百万円(前期比5.9%増)を見込んでおりますが、現時点で見込める影響を考慮したものであり、差異が明らかになった場合には適宜公表致します。